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2003年、J-Dilla自身によるレーベル「Mummy Records」から、当時アナログ・オンリーでリリースされた『Ruff Draft EP』が、未発表曲やインストを追加して「Stones Throw」よりLPとして再度リリース。 2003年と言えば、Madlibとのユニット=Jaylibとしてのリリースを中心に、Four Tet As Serious As Your Lifeのリミックスといった傑作を生み出した年。そんな中でリリースされた本作は、イルになり始めた音使いと、よりハイファイになる出音が、Jay Deeのターニングポイントとなった傑作『Welcome 2 Detroit』(01年)と、最後の作品となった『The Shining』のちょうど中間にあたるサウンドプロダクションで、J-Dillaとしての変化の過程がしっかりと伺える重要作! Reckless Driving、Nothing Like This、Makeem NVといった代表曲を始め、注目の未発表曲には、F**K The Policeばりのドラムからなるスペイシーなトラックで、馴染みの深いアーティスト(Slum Village、Common、Dangelo~)にシャウトを送るShouts未発表ヴァージョンといった、ファン必聴音源も収録!!