ここ日本でも、その名が密かに囁かれるようになった、シアトルの異才音楽プロデューサー、SEAN WOLCOTT(ショーン・ウォルコット)。彼が手がけた、架空邦画サウンドトラックの極致とも言える大傑作『レディ・ソードファイター』より、日本語で歌われた哀しきバラード「九つの命では足りない」が、FOURTH WAVE RECORD FACTORYより、日本限定7インチ盤として9月9日(火)にリリースが決定。
和モノ、邦画ファンを驚愕させたライブラリー・シリーズ9作目となる『レディ・ソードファイター』。
その中でも、印象的な一曲として知られる本作は1970年代初頭の時代劇やミステリー映画に漂っていたエクスプロイテーション・スコアの残響を現代に見事に甦らせている。サイケデリック・ジャズ・ファンクを核に据え、そこに交差する幽玄なる和の響き。尺八、箏、篠笛、太鼓が、唸るグルーヴに絡み、歪んだファズと共に、魂を揺さぶる哀しみの旋律へと昇華される。それは、音で描くひとつの劇であり未曾有の音絵巻である。