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待望のリプレス!筒美京平作『ブルーライト・ヨコハマ』のヒットで一躍歌謡界のトップに立ったいしだあゆみが、77年に送り出したシティポップ金字塔的作品のアナログリイシュー盤!
シティポップ最上位作品という位置付けも頷ける本作は、橋本淳プロデュースの元、ティン・パン・アレイ(細野晴臣、林立夫、鈴木茂)をバックに据え、佐藤博、矢野顕子、羽田健太郎、さらにコーラスには山下達郎、吉田美奈子まで錚々たる面々が参加。 冒頭A1:私自身に代表されるように75年作『ティン・パン・アレイ/キャラメル・ママ』の作風を引き継ぐ軽妙でメロウな楽曲は細野が、歌謡曲的側面の色濃いB2:哀愁の部屋などソフトロック調のアレンジは萩田光雄が担当。橋本淳のペンによるニヒルな歌詞と、それをクールに唄い流すいしだあゆみの歌唱が絶妙にマッチした、ニュー・ミュージックを語る上では避けては通れない大名盤。