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ジャマイカ、キングストン出身のジャズピアニスト、 モンティ・アレキサンダーが『Rass!』(MPSレーベル)の共演以降、抜群の相性にて世界中のリスナーを魅了してきた、同郷ジャマイカが誇る世界最高峰のギタリスト、 アーネスト・ラングリンを再び迎え、ルーツ・レゲエとジャズを組み合わせた「ジャズレゲエ」と呼ばれるべき音楽を定義する上で大きな役割を果たしたアルバム。
ボブ・マーリーのカバーを含む、1995年6月に開催されたモントルー・ジャズ・フェスティバルのライブ録音と、その翌月、1995年7月に、ライブのヴァイブレーション(躍動感)をキープしたジュネーヴでのスタジオ録音を収録。モンティ・アレキサンダー作「Love Notes」(B2)は、モンティ・アレキサンダーのピアノとアーネスト・ラングリンのギターの対話がこの上なく美しく、本作のハイライトであり、ジャズレゲエ史に残る名曲。