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ローリング・ストーン誌は「朝の4時に都会をドライブする時に最適の音楽」として「全時代における最もクールなアルバム」のトップ10に入れた。
R&Bとヒップホップとレゲエとエレクトロニカとクラシック音楽とシンセポップを融合している。デビュー・アルバム『ブルー・ラインズ』と構造は同じである。ローリング・ストーン誌のポール・エヴァンスは三ツ星半をつけ、「クールでセクシー、ダブ音楽とクラブ・ミュージックとソウル音楽を優雅に融合している」と評した。『死ぬ前に聴くべき1001枚のアルバム』に入った、二枚目で最後のアルバムである。トリッキーは、KLFの『ドリームタイム・イン・レイク・ジャクソン』をサンプリングした『カーマコーマ』(PVはジョナサン・グレーザーが監督)と、スタートルド・インセクツの『チーター』とリキッド・リキッドの『ロック・グルーヴ・イン』をサンプルした『ユーロチャイルド』でラップした。ダブDJのマッド・プロフェッサーはこのアルバムをまるごとリミックスし、1995年に『ノー・プロテクション』として発表した。