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原信夫とシャープス&フラッツ出身の作編曲家、山屋清が1970年代に手がけた一連の民謡クロスオーバー・シリーズの端緒となった作品にして、日本を代表する尺八奏者、三橋貴風のデビュー・アルバムが待望のアナログ・リイシュー。2018年にMUROセレクトによる7インチ「Japanese Traditional Melodies」がリリース、2021年には「琉球」「津軽・恐山」「虚無僧の世界」のLPが次々とリイシュー、今年1月には山屋清ワークスのコンピレーション・アルバム「Wamono Groove: Shakuhachi & Koto Jazz Funk '76」がフランスのレーベル180gより発売されるなど、今や山屋清の再評価は世界的なものとなっている。