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キャリアスタート25年目を迎えたgrooveman Spotによる現在進行形のビート・アルバム・シリーズ『Resynthesis』の2作目=『Resynthesis (Green)』が、前作から2年のインターバルを経て完成。
ヒップホップ黄金期真っ只中の93年にクラブDJとしてそのキャリアを杜の都=仙台でスタート。同郷のDJ Mitsu the Beatsと共にJazzy Sportの最重要DJ/ビートメイカー/プロデューサーとして国内外で活躍するgrooveman Spot。 ヒップホップを軸に、ソウル、ファンク、ジャズ、ワールドミュージック(アフロ/レゲエ/ダブ/ラテン等)といった様々なルーツミュージック、更には同時代的なハウス/テクノ等の最新のビートミュージック、果ては和モノ~シティ・ポップス迄、無限の音楽の魅力をターンテーブルを通して吸収/発信し、自らの作品に落とし込む。”掘る(DIG)”→"掛ける(DJ)”→"作る(BEAT MAKE)”という、現場最前線のビートライフをフレッシュに音盤に刻み続けるリアルなヒップホップがここにはある。
”Premierのあのビートは時空を超えた凄みを感じる"し、"New Jack Swingの跳ねたビート感や粋な色気も黒く馴染んで心地良い"、それていて"New Waveの自由な感覚やOld Schoolのプリミティヴなパーティー感覚も刺激的"。勿論"ダブ/レゲエの「鳴り」と「グルーヴ」突き詰めた感じに最好"、……といったヒップホップ感覚が引き寄せる音楽からの無限のインスピレーションを、ヒップホップというアートフォームに集約させたのが本作『Resynthesis (Green)』。
全22曲というヴォリュームで届けられる本作には、世界屈指のヴァイナル・ディガー、DJ、プロデューサーであるgrooveman Spotの最新(深)のビートライフ・ミュージックが詰まっている。ヒップホップ・シーンに一石を投じる重要作が、又ここに完成。